Adsense(アドセンス)とページ高速化の両立
Adsense(アドセンス)を利用しているブロガーに共通する悩みがありますよね。
- Adsenseを利用して収益化したい
- Adsense(アドセンス)を入れると「PageSpeedInsights」のスコアが下がる
そうなんです。
どうしても、アドセンス広告をブログに入れると読み込みが遅くなってしまうんです。
しかも、読み込みが遅くなると、離脱率が上昇するって言うじゃないか!!
離脱率が上がると、収益どころでは無いのは言うまでもないです。
なので、どうにかして、
- 読み込み速度
- 収益性
を両立及び向上させたいですよね。
そこで、本記事では筆者が
- 試行錯誤した内容
- その結果
についてお話していこうと思います。
アドセンスとページ高速化の両立の方法
現在のアドセンスは非同期化されており、
同期状態より幾分かはページ読み込み時間への影響を減らされています。
しかし、それだけでは重たいので、さらに対処したいです。
対処法としては
- lazyload(遅延読込)
- defer
という方法があります。
もちろん、他にもあるかもしれません。
lazyloadでアドセンス広告を遅延読込させる
lazyloadを利用して、アドセンス広告を遅延読込させる「lazyload」は
- 非常に有名で
- 情報が莫大
な方法です。
どういうものかというと、
- スクロールされて
- 広告の場所が表示されない限り
スクリプトを実行させないものです。
非常にリスキーな方法
しかし、Adsenseヘルプコミュニティによれば
- ユーザーエクスペリエンスのための"適切な"改変はOK
- 「広告主が意図しない表示」をされた場合、BANされる可能性が高い
という内容が書かれています。
適切にlazyloadを実装できる知識とスキルが無い人にとっては、
アドセンスアカウントのBANも有りうる「非常にリスキーな方法」ということです。
ページ高速化とアドセンスについて - AdSense Community |
deferでアドセンス広告のスクリプト実行を後回しにさせる
アドセンス広告の遅延読込がダメなら、スクリプトの実行を後回しにさせればいいではないかと、筆者は思いつきました。
スクリプトの実行を後回しにする方法は「defer」で可能です。
deferとは外部スクリプトの発動を後回しにするものである
通常、HTMLの解析中にスクリプトが見つかった場合、
スクリプトの実行を行います。
外部スクリプトの場合も同様で
- スクリプトの発見
- 外部サーバーから「js」をダウンロード
- 実行
されます。
それが終わると、やっとHTMLの解析に戻るわけです。
その間、どうしてもHTMLの解析をブロックしてしまうので、「PageSpeedInsight」のスコアが下がってしまう原因となります。
『defer』は、そのスクリプトを「HTML解析が終わるまでスルーしますよ!」というものです。
deferについての情報が思ったより少なかった
しかし、アドセンスでの「defer」宣言は
- ポリシー上違反なのか
- 発想自体がされていなかったのか
情報が見つけられませんでした。
そこで、筆者はAdsenseヘルプコミュニティにて質問することにしました。
ページ高速化とアドセンスについて - AdSense Community |
deferでのスコア改善は収益性の低減につながる
「defer」は、HTML解析終了後にスクリプトを実行させるものです。
つまり、アドセンス広告が遅延表示されるわけです。
なので、
- 訪問者(ユーザー)が見る時には広告が表示されていない
- 訪問者(ユーザー)が下にスクロールした時には広告は表示されている
という事象が起こりやすくなるのです。
結果的に、
PageSpeedInsightなどのスコアは改善されますが、収益性が下がってしまうのです。
- ページ読み込みの高速化
- 収益化の向上
の両方を狙う趣旨から外れてしまうわけなのです。
deferを追加することはポリシー違反になる可能性もある
もう一つ、懸念事項があります。
アドセンス広告のスクリプトコードの改変は「認められたもの」以外は禁止されています。
deferを挿入すること自体が
- 認められている
- 認められていない
かがわからないのです。
超リスキーです。
まとめ~Adsense(アドセンス)が重いのは諦めるしかない~
アドセンスの重さを解消させることができる方法なら
- lazyload
- defer
など、様々あります。
しかし、これらはユーザーエクスペリエンスを高められる反面
- 収益性の低減
- アドセンスアカウントのBAN
につながるリスクも兼ね揃えています。
なので、諦めることが最も無難な対処法です。
それに、
- 年々スマートフォンのスペックも向上
- 5G時代の到来
するので、そこまで気にすることでもないのかなと思った次第です。