大学と就活の有利不利のあれこれ
- 就職における有利不利
- 偏差値
- 教授
など、様々あると思います。
その中でも就職の有利不利は結構大きいですよね。
筆者の場合は、文系から理系への進学だったので選べる立場ではありませんでしたが、後悔はしていません。むしろ満足しています。
そんな筆者が、これから大学進学する高校生や保護者の方へ、
- 就活の有利不利について
- 大学の評判の変動制
についてお話していこうと思います。
就職に有利な条件と大学
就職に有利な条件と訊かれたら、皆さんはどう答えますか?
だいたいは、
- 東大や京大などの超難関校
- 東京の大学
- 国公立大学
- 有名私立
だと思います。
はっきり言いますと、間違ってはいないです。
俗にいう「学歴フィルター」や「学力フィルター」は確実に存在するからです。
特に、東大などの超難関校に勝る大学は無いでしょう。
ですが、こんなことは誰しもわかってることです。「学歴フィルター」「学力フィルター」は、もはや常識です。
わざわざ、そんなことを書くために本記事を書いているわけではありません。
本記事でお伝えしたい内容は
- 学歴フィルター
- 学力フィルター
を除外した上で、就職に有利な大学はどこかという話です。
地方よりも都市部の大学は有利である
地方の大学生は、都市圏の大学生と比較して不利です。
不利な理由として二つあります。
- 金銭面と時間
- 就職先の数
お金と時間がとにかくかかる
九州や東北など、地方の大学に通う大学生が東京の企業に就職したいとします。
- インターンシップ
- 会社説明会
- 面接
とにかく、足を運ばなければなりません。
もちろん、インターンシップや会社説明会のために、企業側が来てくれることもあります。
とはいえ、さすがに面接は自分で足を運ぶことが基本です。
そうなると、
- 交通費
- 宿泊費
がかかります。非常に高いです。
地方は都市部より就職先が少ない
地方よりも都市部は企業が多いです。当たり前の常識ですよね。
そうなると、
- 企業を選べるほど多くない
- 人気な企業だと倍率が高い
ということになります。
業界毎の企業数が少ないし倍率が高い
業界の種類自体は、都市部であろうと、地方であろうと、そんなに差はありません。
ただし、業界Aの企業に就職したいとすると、
地方の場合は、
- 企業数が少ない
- 有名な大企業が業界を「地方市場」をほぼ独占しきっている
ということが多いです。
どうなるかというと、
- 倍率が必然的に高くなる
- ライバル企業が少ないので諦めることも一つの選択
となってしまいます。
地方の国公立大学と都市部の私立大学
以上のことから
- 地方の国公立大学
- 都市部の私立大学
どちらが就職に有利かというと、一概には言えません。
「いやいや、言うても国公立だから」
という人もいますが、「学歴フィルター」「学力フィルター」を敷いていない企業の方が圧倒的に数多く、そういう企業の場合は「国公立大学だから、有名私立大学だから」とは見てません。
もちろん、超大手企業では国公立大学の方が有利ですよ。
就きたい業界によっては地方の方が有利な場合もある
じゃあ、絶対に都市部の大学の方が、就職活動上有利かというと、
そうでもありません。
例えば、建設業です。
建設業と言っても、
- 工事会社
- 施工管理会社
- 建設会社
- 設備製造会社
さまざまあります。
地方でも、建設会社は厳しいですが、それ以外はどうでしょう。
実は、本当に人手不足です。
しかも、地方なので、就職活動におけるライバルが少なく、倍率が低いです。
人間性がよほど悪くなければ、即内定という企業もあります。
まぁ、そういう企業は、学部を限定していることが多いですけどね。
理系・文系と学部学科ごとの就職の有利不利
これまでは、地方と都市部についての比較をしてきました。
しかし、就職活動においての有利不利はそれだけではありません。
他にも
- 理系と文系
- 学部学科
でも差があります。
理系と文系ではどちらが就職に有利?
理系と文系では、就職に割ける時間が違います。
- 文系は圧倒的な時間をさける
- 理系はあまり時間を割けられない
という観点から文系の方が有利です。
ですが、その一方で、
- 期待値の高さ
- 就職口の広さ
という面では、理系の方が圧倒的に強いです。
使える時間 | 期待値 | 就職口 | |
文系 | 莫大 | 普通 | 狭い |
理系 | 少ない | 高 | 広い |
人手不足は、どちらかといえば、理系の就職先の方が多いので、厳密には理系が有利です。
ですが、文系は時間を大量に使って就職活動できるので、差はあっても微妙に違うだけです。
学部学科によって就職活動における有利不利はあるのか?
学部学科による差はあるのか、と言われればあります。
どこでもいいので、大学の
- 学部ごとの就職実績
- 学科ごとの就職実績
を調べてみてください。
工学部の機電系は恐ろしく強いことがわかると思います。
というのも、
- 引く手数多
- 学部フィルターの設置
をしている企業があるからです。
某電力会社は「電気・電子系」の学部に制限している職種があります。
制限していない職種もありますが、非常に狭き門です。
大学の名前も大事だけど、学部も非常に重要
学部学科も選ぶことは大切ですが、進学校の場合、そうも言っていられなかったりします。
筆者も進学校出身なので、わかる話ですが、
進学校って、とにかく
- 有名大学
- 難関大学
に進学させようとするので、
「学部」について詳しく説明しません。
筆者の出身校はとにかく「国公立大学」「有名私立」でした。
そして、「この大学に行けば学部はどこでも大丈夫。」と言われてました。
ですが、筆者は
- 理転する「変り者」
- 大学の名前より「学部重視」
という異端児でしたので、自分を信じて行きたい学部(工学部電気)に行きました。
後悔は一切ありません。
むしろ、就職には困りませんし、正解だったと思ってます。
大学の評判は変わる
というのも、大学の評価って、実は変わるんです。
世間での大学の評価って
- 入学時点での偏差値(March・Fラン云々)
- 就職実績
で決められるんですよね。
でも、卒業生の就職実績によって、そんなの簡単に変わるんです。
良い就職実績が続けば、入試の倍率は変わります。
入試の倍率が上がれば偏差値も上がります。
というのも筆者の大学もそうやって評価を上げた大学だからです。
今では、出身高校で「偏差値の高い有名・人気の私立大」と言われてるそうです(笑)
何が言いたいのかというと、
大学の名前と評価は大事ですが、
- 名前や評価は変動するもの
- 大学辞めて退学しちゃうリスクもある
- 企業は「学部フィルター」を敷いてることもある
ことから、しっかりと学部まで考えていいんです!考えましょう!
まとめ
本当に就職に有利な大学に行きたいのであれば
- 東大
- 京大
- 阪大
などの超難関国公立大学がベストですが、まぁ、大多数にとっては非現実的な話です。
それ以外だとどうかと言うと、結構いろいろあって、面白いですよ。
なので、まずは学部学科から順番に考えていきましょう。