大学を中退するということ
毎年、大学を中退する人が必ず出てきます。筆者の友人も、入学から進級を重ねるに連れて、一人、二人、・・・、と大学を中退していきました。
え!?どうして?
第一志望の大学でなかったとしても、自分で「行きたい」と思って選んだのでしょ?
しかし、
- 経済的理由
- 成績不振
- ミスマッチ
しかし、どれだけの重い理由であっても、筆者は大学を「中退」するべきでないと思います。
本記事では、その理由について紹介していこうと思います。
大学を中退するデメリット
大学の中退には、- 私立大学の場合は特に、高い授業料が無駄になる
- 最終学歴が"高卒"
- 就職で"新卒"枠が使えない
「たったこれだけ?」と思うかもだけど・・・。
"ワーキングプア"になる危険性が非常に大きいんだよね・・・。
大学を中退すると授業料が無駄になる
国公立大学の場合は、学費は大したことはないかもしれませんが、- 一人暮らしの国公立大学生
- 私立大学生
学費が安い国公立大学でも、一人暮らしはお金がかかるよね~。
私立大学生は言うまでもないね・・。
大学を中退した場合は"高卒"になる
大学を中退すると、最終学歴が"高卒"になります。別に、"高卒"が悪いわけではありませんが、大学に入学するまで
- 進学校への受験
- 大学への受験
- TOEIC等の資格獲得
無駄にするのは大学受験の苦労だけじゃないよね。
- 商業高校
- 工業高校
高校受験から大学進学までに莫大なお金が掛かっているんですよ。
大学を中退した人の親御さんはどういう気持ちなんだろうね・・。
想像が付かないわ。
想像が付かないわ。
日本社会は新卒至上主義者
また、日本社会では"新卒"が優遇される傾向にあります。大学を中退すると、"(高校)既卒"になります。
既卒といっても、"高校"の既卒です。
同じ既卒でも"大卒"じゃなくて「高卒」は・・。
高校の支援や、高校にくる求人を利用することはできませんし、
大学卒業を条件とする企業が多いため、高卒の既卒では選べる範囲が非常に狭くなります。
その上、企業は
- 技術・能力がある人材
- 若くて成長性がある人
企業側の気持ちになって考えて見てください。
「空白期間が長く社会人経験が無い人」を採用したいと思いますか?。
大学で"中退"を選ぶくらいなら休学しよう
大学を中退することに、メリットはほとんどありません。強いて言えば、
- 辛い大学生活から逃れることができる
- これ以上学費にお金を掛けなくて済む(損切り)
大学を中退することで直面する"デメリット"を考えれば、大したことの無いレベルのメリットだよね。
休学中は学費が掛からない
大学では"休学"することができます。そもそも、休学制度は
- 留学のため
- 経済的理由
学費が払えないなら、一度休学して、アルバイトで働いて学費を貯めるのもアリです。
たまに、学費のために休学する人いるよね!。
卒業までの間で留年しても新卒カードが使える
例え1~2年休学したとしても、きちんと卒業してその年度内に就職すれば"新卒カード"は消えません。留年であっても同様です。
ただし、面接で訊かれた場合は答える必要がありますけどね(笑)。
新卒って「新規卒業」っていう意味だもんね~。
休学しても、留年しても"新卒"は"新卒"(笑)。
まとめ~大学で中退を選ぶくらいなら休学せよ~
いざ大学に入学してみると、- 大学生活
- 学習内容
思った以上にお金が掛かって、学費の支払いが難しくなることもあります。
"中退"を選ぶくらいなので、
- 精神的
- 体力的
「大学を辞めるしかない」と思っちゃうよね。
大学を中退して、人生を棒にふるうより、一度休学して、落ち着いて、復学しましょう。