YouTube動画をオフライン再生したい
これまでは、YouTubePremium(有料)アカウントにアップグレードする事が、YouTube動画をオフライン再生する事ができる唯一の方法でした。Braveブラウザ(iOS版)の登場により、その内蔵機能である「BravePlayList」を利用する事でも、YouTubeの動画をオフライン再生することができるようになりました。
本記事では、BraveブラウザのPlayList機能を利用したYouTube動画のオフライン再生の方法について、そしてそのメリットとデメリットについてお話していこうと思います。
BraveブラウザでYouTube動画をオフライン再生する方法
BraveブラウザでYouTube動画をオフラインで再生するには、次の様に操作を行います。
- WiFi環境下等でオフライン再生させたい動画をBraveブラウザで開く
- Braveブラウザ上部のアドレスバーにあるPlayListボタンを押す
- 一時的なダウンロードが完了するまで待つ
一時的にダウンロードした動画は、オフライン下で再生できるようになります。
再生するには、Braveブラウザの下部にある「・・・」を押し、「Playlist」を選択。再生したい動画を選択して再生するだけです。
ダウンロード後は解像度の変更ができないので、ダウンロードする前に解像度を調整しておきましょう。
BravePlaylistを利用すればピクチャインピクチャ形式での再生が可能
BravePlaylistは、動画を再生中にBraveブラウザを閉じて他のアプリを開いてもピクチャインピクチャ形式で再生させ続ける事ができます。
LINEやTwitterを開きつつ動画を視聴する事が可能です。
ちなみに、ピクチャインピクチャ形式で再生中の動画の位置は、スワイプで画面上のどこでも自由自在に変える事ができます。画面外に追いやる事も可能です。
オフライン用に動画を保存した場合はバックグラウンド再生もできる
「PlayList機能」で動画の再生を開始した後、「完了」を押さず、ピクチャインピクチャ形式での再生も選ばずに、ホームボタンを押すとバックグラウンドで動画の再生を継続してくれます(バックグラウンド再生)。
ピクチャインピクチャ形式に切り替えた後、電源ボタンを一度押して画面オフ(スリープ状態)にしても、再生を継続してくれます(バックグラウンド再生)。
ロック画面からも動画を操作する事ができる
ロック画面の状態では以下の操作をできます。
- 再生/停止
- シークバー操作
- 15秒先送り/巻き戻し
曲送りや、リピート解除、連続再生解除はできません。それらを行う為には、ロックを解除し、BraveブラウザのPlayList画面に戻る必要があります。
BravePlaylistで出来ない事
BravePlayListでは次の事はできません。
- ダウンロード後の解像度の変更
- ダウンロードした動画ファイルの移動またはコピー
- コメントの書き込み
先程にも言いましたが、ダウンロード後は動画の解像度ができません。
通常、YouTubeやniconico動画などで動画を視聴する際、ユーザーが要求(指定)した解像度の動画データがサーバーから送られてくる仕組みとなっています。
元から低解像度の動画を高解像度化する事はできません(逆は可能ですが再エンコードが必要となり、現実的ではありません)。
高解像度(低解像度)の動画をPlayListで見たい場合は、ダウンロードする前に解像度を上げ(下げ)ておきましょう。
BravePlayListではダウンロードした動画ファイルを他の場所(ストレージ)に移動または複製する事はできません。
再生する為には毎回Braveブラウザを立ち上げてPlayListを開かなければいけません。
YouTubeなどでコメントの閲覧や書き込みはできません。閲覧及び書き込みをするにはYouTubeなどの動画サイトにアクセスする必要があります。
BravePlaylistを使うメリット
他にもオフライン再生が可能なアプリがある中、あえてBravePlaylistを使う事のメリットは次です。
- 有名で人気かつグローバルな大企業のサービスである(安心安全)
- アプリ内広告が無い
- ブラウザ内蔵の機能である
他にも様々なオフライン再生アプリは存在しますが、運営開発をしている会社が小規模で無名な事も少なくありません。
BravePlayListを内蔵したBraveブラウザは、BraveSoftwareという世界的な大企業が開発運営をしています。
比較的安心安全で、「長期的な運営」を期待する事ができます。
無料のアプリの場合「アプリ内広告」がどこかしらに挿入される事があります。サービス運営を維持していくには仕方のない事です。
BravePlayListはBraveブラウザの内蔵機能の一つであり、「PlayList」には広告が表示される事はありません。
BlavePlaylistを使うデメリット
BravePlayListを使う事のデメリットも存在します。
- Braveブラウザを開かなければならない
- スマホの容量を消費する
BravePlayListは、Braveブラウザの内蔵機能です。それはメリットでもありますが、同時に「利用するたびにブラウザを立ち上げなければならない」という事でもあります。
立ち上げてタブバーの「・・・」からメニューを開いてPlayListを選択するだけなので、個人的には、そこまで手間だとは思いませんが、人によっては手間だと思う人も居ると思います。
オフライン再生できるアプリ全体で言える事ですが、動画をオフライン再生するという事は、一時的に動画をダウンロードするという事です。
動画の容量分、スマホの本体容量も消費します。削除すればもとに戻りますが、本体容量が少ない人は要注意です。
BravePlaylistで一時的にダウンロードした動画を削除する方法
BravePlaylist機能を使って、一時的にダウンロードした動画を削除は、動画を再生する時と同様に"Playlist"メニューから行います。
Playlistメニューの下部に「編集する」ボタンがあるので、それを選択し、動画が複数ある場合は削除したい動画を選択し、「削除」ボタンを選択します。
動画容量は、動画の尺長さと解像度にも依りますが、写真や音楽と比較して数MB~数十MBと大きいので、スマホの本体容量を圧迫し続けます。見終わって「もういいや」と思ったら削除する事を心掛けると良いかもしれません。
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