BraveRewardsを攻略してみた
Braveブラウザには「Rewards」というシステムがあり、それを有効化してBraveプライベート広告を受信する事でBAT(BasicAttentionToken)を稼ぐ事ができます。
本記事ではBraveRewardsを約1年間使ってみてわかった事などを備忘録として記しています。参考になったら、本記事の拡散をして頂けると幸いです。
1か月あたりのBAT報酬はどれくらいになるのか?
結論から言います。筆者が1か月あたりに獲得しているBAT報酬は9.20 BAT(330 円)です。これは、筆者がこれまで獲得したBAT報酬を平均した結果です。今後も同じ様に獲得できるかどうかは不明です。
筆者がこれまで稼いだBAT報酬を以下に示します。
日付 | BAT報酬(BAT) | 円 |
---|---|---|
2023/1/7 | 31.3 | 736 |
2022/12/17 | 0.663 | 17.4 |
2022/12/9 | 25.9 | 803 |
2022/11/10 | 28.3 | 959 |
2022/10/11 | 11.3 | 477 |
2022/9/8 | 13 | 608 |
2022/8/6 | 0.972 | 56.3 |
2022/7/10 | 0.853 | 50.2 |
2022/6/10 | 0.25 | 13.2 |
2022/5/11 | 1.69 | 103 |
2022/4/15 | 1.75 | 159 |
2022/4/8 | 2.11 | 191 |
2022/3/9 | 1.47 | 112 |
合計 | 120 | 4,284 |
平均 | 9.20 | 330 |
獲得できるBAT報酬は、その月に受信した広告の数とその単価によって変化します。単価はその時のBAT価格によっても変化するようです。
得られるBAT報酬には個人差があります。1日あたりのBraveブラウザの利用頻度、時間によって大きく左右されるからです。
より多くのBAT報酬を稼ぎたい人は、常日頃から「何かわからないことがあったらインターネットで調べる」を意識してみましょう。そうすれば自ずとBraveAdsを受信する回数は増えていくはずです。
BraveRewardsの有効化方法
BraveRewardsは「設定」で有効にしないと始められません。手順を次に示します。
- 設定を開く
- 「BraveRewards」を選択
-
- ios版:
「BraveRewardsを有効にする」をオンにする - Windows版:
「Braveプライベート広告」をオンにする
- ios版:
- BitFlyerと連携させる(ios版以外)
- 「1時間あたりの最大広告受信回数」を設定する(ios版以外)
以上で有効化は完了となります。
iOS版BraveブラウザではBAT報酬を得られない
iOS版Braveブラウザでも、「Rewads」を有効にすることはできますが、AppleStoreの規約によりBAT報酬を稼げない状態となっています。
稼げない代わりに、アクセスしたBraveクリエイター認証済みのコンテンツをランキング付けし、その準位に応じてBATがクリエイターにBrave社より分配されます。
自分のコンテンツを持っていて、Braveクリエイター認証登録した場合、ios版でもBAT報酬を稼ぐ事ができるようになります。ただし、デメリットもある上、今後のアップデートで稼げなくなる可能性も否定できません。
BraveCreator経由でBAT報酬を獲得しよう
iOS版のBraveブラウザで、Brave Rewards報酬(BAT報酬)を受け取る方法を以下に示します。
- ご自身のコンテンツをCreator登録をする
- BraveCreatorアカウントをBitFlyerと連携させる
- Brave Rewardsを有効にする
- BraveAdsを受信する
- Creator登録したご自身のコンテンツにアクセスする
iOS版Braveブラウザでも「Brave Rewards」を有効化する事はできますが、BAT報酬を受け取ることができないようになっています。本来獲得できるはずのBAT報酬は、ユーザーの行動(アクセスや滞在など)によってクリエイターへの貢献度が決まり、それに応じて、Braveより支援したクリエイター(Brave認証クリエイターのみ)に自動分配される仕組みとなっています。
Brave認証Creatorになり、登録したコンテンツにアクセスすればBAT報酬を受け取れるようになります。
Creatorに登録するコンテンツは何が良いか
BraveCreatorとして登録可能なコンテンツは、「Webサイト」、「YouTubeチャンネル」、「Twitter」、「Twitchチャンネル」「Twitter」、「Vimeoチャンネル」、「Reddit」です。
- Webサイト:問題なく支援可能
- YouTube:チャンネルにアクセスしただけでは支援不可。そのチャンネルの動画にアクセスする事で支援可能。
- Twitter:プロフィールページやツイートを閲覧したところ支援不可
- その他:未確認
「Webサイト」の場合は、DNSレコードをいじるか、認証用ファイルをサーバーに保存する必要があります。無料ブログではどちらもできません(独自ドメインを実装できる場合は別)。その為、YouTubeチャンネルをCreatorコンテンツとして登録する事をお勧めします。
BAT報酬の全てを獲得する事は困難である
まだまだ少ないとはいえど、BraveCreatorは増えています(TRANSPARENCY DATA FEED &Platform Stats Token Activity)。 それらにアクセスするとBAT報酬は分散されてしまいます。
画像を見ていただくとわかると思いますが、普通にBraveブラウザで検索をしているだけで、1か月の間に筆者を除く5人のCreatorに対して「支援中」となってしまっています。
ただ、この方法が広まれば、他の誰かがご自身のコンテンツにアクセスする事により、獲得BAT報酬が増える可能性があります。
BitFlyerとの連携が必須
BraveRewardsで稼いだBAT報酬を他の仮想通貨wallteへの送金やスワップ、換金を行うには、BitFlyerとの連携が必須です。
2023年2月07日時点では、BitFlyerと連携していなくても報酬を受け取る事は可能ですが、法律の都合上、それ以上の事はできません(投げ銭「Tip」を除く)。
BitFlyerと連携していない場合は、貰えるのはBATではなく「(バーチャルBAT)VBAT」となります。今後のアップデートで廃止されることが予定されています(「Brave Rewardsの変更に関する重要なお知らせ」Brave公式)。今後はRewards報酬を受け取るにはBitFlyerとの連携が必須となります。
Braveプライベート広告の出現場所
Braveプライベート広告は以下の三つの場所に出現します。
- 新規タブページの背景画像:「Sponsored image」
- BraveNews:「Brave News display ads」
- プッシュ通知:「Push notification ads」
他にも「BraveSearch」の検索結果にも表示されます(Brave Search ads)。ただし、今のところはBAT報酬の対象ではありません。
Braveプライベート広告が中々配信されない場合
Braveプライベート広告が中々配信されない場合は以下の確認事項をチェックしてみましょう。
- BraveRewardsが有効になっているか?
- 「表示する広告の最大数」を少なく設定している
- そもそも広告が一つも配信されていない
- 広告の受信制限
BraveRewardsが有効になっていない場合は有効化しましょう。Braveブラウザは設定で有効にしないと広告配信を受けることができ無い仕様となっています(例外:Sponsored image/BraveNewsdisplay ads)。
「表示する広告の最大数」が「1時間に1件」など、少なめに設定している可能性があります。多く設定する事で確率を上げることが可能です。筆者は「1時間に最大10件」としています。
そもそも広告が一つも配信されていないという事もあります。というのも、Braveブラウザの認知度はまだまだ低いです。その為、ユーザー数はそこまで多くなく、広告効果が見込めないと企業側に判断された場合は当然、広告は配信されません。これについては「諦め」しかありません。
広告によっては一人当たりの配信回数に上限を設定している場合があります。それを上回ると当然広告は表示されなくなります。次の広告配信を待ちましょう。

【BraveRewards】広告が表示されない!?その原因とは?
次世代型"Web3.0ブラウザ"「Brave」では、"BraveRewards"を有効にすることで"BasicAttentionToken"を稼ぐ事が出来ます。しかし、実際にはほとんどBrave Adsは表示されません。実はそれ、見落としているだけの可能性があります。
BAT報酬が振り込まれるタイミング
BraveRewardsを有効にし、プライベート広告を受信したからといってすぐに報酬を受け取れるわけではありません。毎月上旬~中旬ごろに世界中のRewardsユーザーに順次処理されていきます。
例として、2月1日にRewardsを有効にした場合、2月に広告を受信した分の報酬は3月上旬から中旬ごろに支払われます。
支払い処理状況はComunityで確認する事ができます。支払われるまで気長に待ちましょう。
万が一、処理開始から半月以上経過した場合はComunityに書き込みましょう。
筆者の経験上、支払い処理開始の翌日に振り込まれることが多いです。
稼いだBAT報酬に掛かる税金
BraveRewardsで稼げるBAT(BasicAttentioneToken)報酬は、「Braveプライベート広告を受信する」という"仕事"に対する"対価"として得られるものです。BATは仮想通貨(暗号資産)の一つです。
BraveRewardsと同様に、仮想通貨(暗号資産)を稼ぐことのできる仕事に「マイニング」があります。マイニング報酬にかかる税金は以下で計算できます。
BraveRewardsもマイニングも"仕事内容"が異なるだけで、同じ様なものです。その為、マイニング報酬にかかる税金と同じ様に計算して良いと筆者は思っています。したがって、稼いだBAT報酬にかかる税金の計算は以下になると思います。
必要経費については難しいのでここでは割愛させていただきます。
あくまで筆者(素人)の検討結果をまとめたものであり、確かなものではありません。最寄りの税理士事務所を訊ねることをお勧めします。
報酬を受け取った時のBAT(BasicAttentionToken)価格
BraveRewardsは広告を受信する度に、獲得(推定)BAT枚数を確認する事ができます。ただし、これはあくまで支払われるBAT(BasicAttentionToken)報酬の推定であり実際に受け取るのは翌月となります。また、推定BAT枚数と実際に支払われるBAT枚数は異なる場合も多いです。よって税金計算は「Walletに送金されたタイミング」のBAT価格で良いと思われます。
BitFlyerと連携させている場合、受け取ったBAT報酬は「お取引レポート」の「bitWire」で確認できます。 ただし、確認可能な内容は以下です。
- 取引日時(年/月/日/時/分)
- 受引種別
- 数量
- 通貨等
- 送り主
- 受取先
- コメント
- 注文ID
受け取り時のBAT価格については記載されていません。よって、自分で過去のレートを調べる必要があります。
BAT(BasicAttentionToken)価格の過去レート(分単位)
仮想通貨(暗号資産)はボラティリティが大きく、分単位で大きく変動する事があります。当然、BAT(BasicAttentionToken)も例外ではありません。よって、正確な税金計算には分単位での過去レートを知る必要があります。
BitFlyerは現在、分単位での過去レートを公開していません。よって他所の取引所(販売所)などの過去レートから計算するほかありません。ただし、取引所(販売所)によって価格差があるため、正確な計算は困難です。余分に払っておくことで、想定される問題は起こらないと思います。
過去レート(分単位)を調べたい場合は、「過去のレート検索(Coincheck)」が便利です。
値上がり後に売却し利益を得た場合の税金計算は、BraveRewardsで得たBATに関しては、取得価格を「0円」として計算すればよいので、何も難しく考える必要はないと思います。
BraveRewardsでBAT(BasicAttentionToken)報酬を稼いだ場合は確定申告が必要なのか?
さて、これまでは「BraveRewardsで稼いだBAT(BasicAttentionToken)報酬」が課税対象であり、どのように計算すべきかについて考えてきました。
そもそも論になりますが、確定申告が必要になるのでしょうか?
雑所得の場合は、個々の状況にも依るので一概には言えませんが、「年間20万円未満」である場合、確定申告が不要なことが広く知られています。ただし、個々の状況によって異なるので、最寄りの税理士事務所を訊ねる事をお勧めします。
BraveRewardsで稼げるBAT報酬は、現状多くて1000円程度です。なので、年間20万円ラインを超過することは、基本的にないと思います。
確定申告が不要な場合でも住民税は発生する
確定申告が不要な場合でも、住民税は発生します。普通に働いていて所得控除を超える収入がある場合は、要注意です。
筆者は現在学生であり、尚且つ、基礎控除と給与所得控除を合わせた金額を超えない程度の稼ぎしかなく、昨年のBraveRewardsのBAT報酬、ブログの広告収入合わせても所得はゼロです。同じ学生の方は、個々の状況にも依るため一概には言えませんが、安心しても良いかと思います(稼ぎ過ぎていなければ)。
あくまで筆者(素人)の検討結果をまとめたものであり、確かなものではありません。最寄りの税理士事務所を訊ねることをお勧めします。
BAT報酬の使い道
BraveRewardsで稼いだBATの使い道を以下に示します。
- 換金やスワップ(BitFlyerとの連携が必須)
- ガチホ(値上がり後売却)
- 「Tip機能」を利用したクリエイターへの投げ銭
- BravePremiumへの課金(現在は非対応。今後対応に向けてBrave社が努力している)
BATはBasicAttentionTokenという暗号資産(仮想通貨)です。ボラティリティ(変動幅)が大きいです。取り扱いについて、すべて自己責任の下、自分で判断して行動・選択するようにしましょう。
筆者は値上がりを期待して「ガチホ」しています。最悪ゼロ円になったとしても、もともとないはずのお金なので、怖いとは思っていません。

売却すべき!?BraveRewards報酬とBATトークンの使い道
BraveブラウザでBraveRewardsを有効にすると、受信した広告数分のBasicAttentionToken(BAT)報酬を獲得できます。 BATの主な使い道は、BitFlyer経由での円転、投げ銭、値上がりを待ってからの円転が挙げられます。
最後に
Braveブラウザを使ってYouTube動画やWebサイトなどに挿入されている広告をブロック(排除)する事ができます。 インターネット上に無料で楽しめるコンテンツが多いのは、「クリエイター側の努力」や「プラットフォーム側の努力」のおかげです。
少しでも良いので、皆さんにとっての「推し」クリエイターへの活動支援や、YouTubeなどのプラットフォームへの有料会員登録などを行なってあげましょう。
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